あなたは不動産投資を始める上で、信頼できるパートナーからのアドバイスを受けられているでしょうか?
初心者が不動産投資で失敗しないためには信頼して相談できるパートナーから客観的なアドバイスが受けられるということが何よりも大切です。
不動産投資に限ったことではありませんが、自分がその道のプロフェッショナルではない場合は、信頼できるパートナーからのアドバイスを受けることで失敗する確率を減らすことができるからです。
初心者が不動産投資で失敗しているケースの傾向を見てみるとほとんどが、
- セールス電話をかけてきた初めて話した営業マンから買った
- 物件を担当していた営業マンだけの話を聞いて買った
など、不動産投資において収益物件を購入する段階で一人の営業マンだけからの情報で買ってしまっていることが多いのが特徴です。
もちろんそれで良い収益物件を買えたという人もいるでしょう。
しかし圧倒的に多くの人はたった一人から売り込まれた情報をもとに収益物件を買うという判断をして何千万円から1億円以上の高額な買い物を簡単にしてしまっているのということが現実なのです。
この記事では、初心者が不動産投資で失敗しないためには信頼して相談できるパートナーから客観的なアドバイスを受けることの重要性についてご紹介します。
不動産投資は収益不動産の取得で失敗するとリカバリーが非常に難しい
ご存知の通り不動産投資は収益物件の購入=取得でほぼ決まります。
つまり不動産投資がうまくいくかどうかはどのような収益不動産を取得したかが大きなウェイトを占めるのです。
なぜなら不動産投資は収益を生む不動産に働いてもらう投資だからです。
家賃収入をそれなりに得られていてもあちこち壊れて修繕費や維持費がかかるような粗悪な収益物件も同じです。
初期投資を上回る利益をその不動産が生み出さなければ不動産投資は赤字になってしまいます。
つまり不動産投資は仕入れで失敗するとリカバリーは相当難しいと覚悟することです。
不動産投資の仕入れでつまづくとリカバリーが難しいというのはプロの投資家や事業規模で大家業をしている企業でも同じです。
ハズレの収益物件を買ってしまった場合は損失を垂れ流さないために損切りするしかありません。
たとえ買った価格よりも大幅に安く手放すことになってもずっと赤字を垂れ流すよりはマシだからです。
しかし個人の場合は物件価格に対するローンの割合が高いケースが多いので損切りしたくてもできない場合も考えられます。
そうなると延々と赤字を垂れ流すことになりジリ貧になってしまうのです。
場合によってはローンの支払いさえままならなくなるケースも出てきてしまいます。
なので個人が不動産投資で収益物件を仕入れる際はより細心の注意が必要なのです。
初心者が不動産投資で失敗しないためには信頼して相談できるパートナーから客観的なアドバイスを受けることの重要性
不動産投資で成功するためには収益物件の仕入れが重要なウェイトを占めることは上記の通りです。
セールス電話をかけてきた営業マンの話だけを聞いて収益物件を買うというのは論外です。
なぜならセールス電話をかけてきた営業マンの目的はその物件を売ることだけだからです。
買った後のことは二の次でとにかく買えるかどうかを重視します。
特に頼んでもいないのに会ったこともない営業マンがわざわざ向こうから電話で紹介してくるような収益物件はほぼ100%の確率で良い収益物件ではありません。
不動産投資の目的は仕入れた収益物件が利益を出すことです。
ローンが組めて買えるからといってよく確認せずに買ってしまい後になって失敗したと思っても遅いです。
またポータルサイトなどで自分自身で収益物件を探していて不動産会社の営業マンから買おうとする場合も同じです。
収益物件の担当者である営業マンはその収益物件をなんとか買わそうとするでしょう。
こういうケースで信頼できるパートナーがいてその意見を聞けることは非常に大きいです。
営業マンは売るのがうまいので最初は疑いの目で見ていてもなんとなく良いのではないかと錯覚して契約してしまうこともあるからです。
その時にその場で結論を出さずに一旦持ち帰って信頼できるパートナーに相談すれば安心です。
営業マンは物件が売れてしまいますよと言ってくると思いますがそんなに売れる物件ならそこまで熱心に引き止める必要はないので、引き止めてくるということは苦戦している物件なんだなと考えて間違いないです。
そして一番いいのは信頼できるパートナーが紹介してくれる収益物件を買うことです。
多くの成功している不動産投資家や大家の収益物件の仕入れルートはだいたい決まった人からになっているものです。
信頼できるパートナーからの紹介物件であれば下手なものは紹介されませんし、想定外のことが起こったとしてリカバリーやアドバイスをもらえるからです。
不動産投資で成功したければ物件ばかり探しておらずにぜひ信頼できるパートナー探しから始めてみてください。
おわりに
- 不動産投資で失敗している人の傾向として見ず知らずの初めて会った営業マンから買っていることが多い。
- お互い見ず知らずであれば営業マンにも責任が発生しないためとにかく買わそうという力が働きやすくハズレの物件を買わされてしまうことが多い。
- 不動産投資で成功したければまずは信頼できるパートナー探しから始めてみることが重要。
追伸:物件を紹介してきた営業マンに公正で客観的なアドバイスを求めるのは無理がある
物件を紹介してきた営業マンに客観的なアドバイスを求めることには無理があります。
なぜなら営業マンが自分が紹介した物件に対して客観的なアドバイスなどをしてしまうと買主の物件を買いたいという熱をわざわざ冷ましてしまい、結果的に物件が売れなくなり営業マンとしては利益が相反するからです。
営業マンはセールスをすることが仕事で物件を一生懸命顧客に紹介して成約することで食っています。
営業マンはみんな自分が紹介した物件を買ってもらうことに一生懸命です。
それが営業マンの仕事に対する姿勢なので非難するべきものではありません。
なので物件を紹介してきた営業マンに公正で客観的なアドバイスを求めてもそれは無理があるということを買い手側としては理解する必要があるということです。
物件を紹介してくる営業マンがいなければ物件の購入検討もできないわけですから、それよりは考え方を変えて、物件を紹介してきた営業マンには紹介してきた物件のきちんとしたデューデリジェンスを求めるべきなのです。
いくら熱心な営業マンでも良いことばかり言って虚偽の内容でセールスすればそれは詐欺に近いものになります。
客観的なアドバイスは無理としても、物件を紹介してきた営業マンからはせめてその物件自体のありのままの事実を教えてもらう必要があるという意識を持つことが大切だということです。