最近ではどのような金融機関が不動産投資での収益物件の取得に対して融資をしてくれるのでしょうか?
結論からいうとすべての金融機関が取り組んではいます。
その温度差が各金融機関によってまちまちだというだけです。
不動産投資における収益物件の取得に対して積極的な金融機関もあれば、逆に消極的な金融機関もあります。
そしてたくさんある金融機関の中でも、法人での物件取得で活用すべきなのは地域密着の金融機関で、地方銀行や信用金庫があげられます。
この記事では、不動産投資で法人での物件取得を考えているのであれば地方銀行や信用金庫の利用をまだまだ検討できる点についてご紹介します。
不動産投資で法人での収益物件取得を考えているのであれば地方銀行や信用金庫の利用をまだまだ検討できる
数多くある金融機関の中でも、法人での物件取得に経営者が活用すべきなのは地域密着の金融機関です。
具体的には地方銀行や信用金庫のことです。
メガバンクである都銀も融資は行ってはいますが、細かい対応という点で考えると地方銀行や信用金庫のほうが利用しやすいということです。
地方銀行や信用金庫の現状
地域密着の金融機関である地方銀行や信用金庫は、中小企業を対象に融資を行っています。
しかしながら中小企業の業績はバブル崩壊後一貫して良いとはいえず、設備投資も増えていません。
つまり地方銀行や信用金庫は貸出先を必死に探しているという状況です。
この地方銀行や信用金庫の傾向は全国的に同じ状況だといえます。
地方銀行や信用金庫は収益物件へ積極的に融資している
そしてほとんどの地方銀行や信用金庫では、優良な法人経営者への収益物件取得資金を積極的に融資しているのが実情です。
しかも非常に良い条件で融資を行っている傾向にもあります。
もちろん融資条件はオーナー経営者の会社の経営状況や個人の資産背景によって変わります。
- 金利
- 融資機関
- 借入割合
の諸条件を、オーナー経営者とその会社の属性、取得を検討している収益物件の両面から判断して、案件ごとに条件を個別に組み立てることになります。
個人向けの不動産投資向けパッケージ型のアパートローンと比べて
最近では収益物件の運用が一般的に認知され市場が形成されてきたこともあり、一部の金融機関ではサラリーマンの方向けにアパートローンを住宅ローンのようにパッケージにして提供しています。
このアパートローンの特徴は、貸し出し条件をある程度パッケージにして大量に資金を出しやすくしているところですが、地方銀行や信用金庫の経営者へのプロパー融資と比べるとその金利は高くなります。
ちなみにアパートローンをパッケージにして展開している金融機関には、スルガ銀行やオリックス銀行などがあります。
おわりに
会社経営者が法人で収益物件を取得する際に、融資条件が有利になりやすいのが地域密着の金融機関である地方銀行や信用金庫です。
特に普段からの取引がある地方銀行や信用金庫には収益物件取得時の融資について相談をするべきです。
地方銀行や信用金庫も中小企業の資金需要が減っている中、必死に貸し出し先を探しているからです。