賃貸管理・リーシング

貯水槽のある収益物件は貯水槽の点検費用を収支計画のランニングコストに盛り込んででおくと安心です!

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貯水槽の点検の費用を押さえて節約経営

不動産投資で一棟もののマンションやアパートを購入する場合に『貯水槽』設備が建物についている場合があります。

貯水槽とはマンションやアパートの屋上や敷地内にある水道水を貯めておくタンクの設備のことです。

貯水槽がついている収益物件を購入する際の重要事項説明書には『貯水槽:有り』となっているくらいで詳しいことは書かれていないことがほとんどです。

実は貯水槽がついているマンションやアパートのオーナーになるとオーナーの責任で年に1回の検査を受けなくてはいけないことが法令で定められています。

貯水槽設備のあるマンションやアパートのオーナーが貯水槽点検を受けずに入居者がその水を飲んで体調がおかしくなったりとかしてしまうとオーナーの責任となってしまいますので大変ですので必ず定期的に貯水槽の点検を受けておく必要があります。

しかし貯水槽の点検も当然タダではなくオーナーの費用負担となり不動産投資におけるコストとなりますので貯水槽の点検費用がだいたいどれくらいかかるのかの目安は知っておいて損はありません。

浄化槽とともにランニングコストとして忘れられがちなので不動産投資のコストとして収支計画に盛り込んでおくようにします。

特に管理会社に任せきりにしていると実際よりも高くついているケースもありますので注意しましょう。

一棟もののマンションやアパートの貯水槽の点検とは何をするのか?

貯水槽点検は貯水槽設備のあるアパートやマンションのオーナーに対して年1回の点検が法令で義務付けられています。

これを知らずに貯水槽の点検を怠って入居者がその水を飲んで何かあれば貯水槽点検を行わなかったビルやマンションのオーナーの責任問題になりますので必ず法令点検は受けておく必要があります。

貯水槽点検の内容は大きく分けて3つです。

  1. 外観検査:受水槽自体の状況や設置状況や環境などを目視で検査します。
  2. 水質検査:貯水槽の水質の検査です。
  3. 書類検査:貯水槽の今までの清掃の記録が残っているかなどを書類で確認します。

貯水槽設備のあるビルやマンションなどの収益物件を購入した際には必ず上記のような貯水槽の点検が必要になるとおぼえておきましょう。

 

貯水槽の点検費用はいくらくらいかかる?

貯水槽設備のあるビルやマンションなどの貯水槽点検費用は貯水槽のサイズに応じた貯水槽点検費用がかかります。

下記が貯水槽点検費用の目安となります。

  • 貯水槽容量5トンまで:6万円程度
  • 貯水槽容量10トンまで:7万円程度
  • 貯水槽容量15トンまで:8万円程度
  • 貯水槽容量20トンまで:9万円程度

上記にプラスして水質検査が各々1万円くらいかかります。

 

貯水槽の点検費用も収支計画に盛り込んでおく

貯水槽設備のある一棟もののビルやマンションを購入する際のレントロールなどの資料に貯水槽の点検費用が盛り込まれていない場合もよくあります。

物件資料で貯水槽設備が有りになっていれば必ず貯水槽の点検費用を収支計画に盛り込んでおきましょう。

また物件の現地確認の際に貯水槽の現状を自分の目で見て確認しておきましょう。

建物自体はきれいに修繕されていても貯水槽設備が錆び錆びになっていてあとあとでタンクの交換が必要などとなってしまうと貯水槽点検費用どころの出費ではなくなってしまい大きな出費が必要になってしまいます。

そして物件購入前には引継ぎ資料の中に今までの貯水槽の点検記録があるかどうかも必ずチェックしましょう。

 

管理会社ごと引き継ぐ場合も貯水槽の点検費用を確認する

一棟ものの収益物件を購入する際に従前の管理会社をそのまま前オーナーから引き継ぐ場合もあると思いますが、その場合も貯水槽点検にいくら取られているかを以前の明細などで確認しておきましょう。

オーナーの知らないところで管理会社によって利益がのせられていて貯水槽の点検費用を実際の相場よりもかなり高く払っているケースもありますので注意しましょう。

 

おわりに

貯水槽設備のある一棟もののビルやマンションを購入する際は貯水槽点検がオーナーの責任で必要になることをおぼえておきましょう。

点検費用をケチって点検を受けないのはもってのほかですが、貯水槽点検が必要なことをオーナーが知らずに点検をしていなかった場合でも、もし入居者が水を飲んでおなかをこわしたりするとオーナーの責任となりますので注意しましょう。

そして貯水槽の点検費用は必ず不動産投資の収支計画に盛り込んで収支管理を行ってください。

貯水槽の点検費用がだいたいいくらくらいかかるのかを知っておくことで管理会社からの請求金額が高かった場合にも交渉することができるはずですし管理会社からも軽く見られずにすみます。

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