ご相談者様からのご質問の中でダントツものすごく多い勘違いがこれです。
住宅ローンが払えなければ自己破産するしかないと思ってしまっている人はとても多いです。
任意売却や競売と自己破産をごちゃまぜにして考えてしまってはいないでしょうか?
これがごちゃまぜになっていると任意売却を行うことの目的を見失ってしまい任意売却で家を処分する目的を達成できなくなる可能性があります。
万が一家が競売になってしまってとしても考え方は同じです。
よくご相談者様から聞こえてくるのが、
- 任意売却すると自己破産をしなければいけない
- 競売になると自己破産するしかない
- 自己破産すると任意売却や競売になる
などなどです。
どれもある意味正しくもあり間違いでもあります。
それは、
- 任意売却や競売は『不動産の処理』の方法
- 自己破産は『債務の処理』の方法
だからです。
これをごちゃまぜにして考えてしまっている人が多いです。
なので任意売却や競売と自己破産が完全に連動しているわけではないのです。
ただし自己破産を行うタイミングというか順番によっては任意売却や競売と連動することになります。
そのへんが少しややこしいところではあります。
この記事では、任意売却や競売と自己破産がごっちゃまぜになってしまっている人が多いので整理して考えてみたいと思います。