
不動産投資で地銀や信金から地縁のない個人が融資を受けるのはなかなか難しいと言われています。
属性が良い人であれば少しでも良い条件で不動産投資の融資を受けるために、地縁のないエリアであっても地銀や信金を利用したいと考えるのではないでしょうか?
それにはひとつの答えがあり地縁のない地銀や信金から個人が融資を受けるためには、不動産会社の紹介を受けることが近道だということです。
この記事では、不動産投資で個人が地銀や信金に融資を打診する際に不動産会社を通すのが手っ取り早い理由についてご紹介します。
不動産投資で地銀や信金から個人が融資を引くには不動産会社を通すのが近道
不動産投資での地銀や信金からの融資についてはまったく取引の無い個人が飛び込みで不動産投資の融資を打診してもなかなか難しいと思います。
地銀や信金の事業目的は、
『地域の経済活動の発展へ寄与すること』
とされています。
なので、『地域で商売をされている人』への融資がメインであり、収益物件の運用で不動産投資を始めるサラリーマンや公務員などに融資を行うことはあまり一般的ではありません。
ましてや、地元以外の人であればなおさらです。
ただし、しかるべき紹介がある場合は、サラリーマンや公務員でも地銀や信金から融資を受けられる可能性があります。
一般的には、収益物件を取引した不動産会社から地元の地銀や信金を紹介してもらうのがよいでしょう。
地銀や信金にとっても、取引実績のある不動産会社からの紹介であれば、その不動産会社を信用したうえで融資を伸ばすことができるからです。
また、不動産会社も融資が付くことで、収益物件を販売できるので売上があがります。
買主は、地縁のない地銀や信金からでも手間なくそして良い条件で融資を受けられるということで、
- 地銀や信金
- 不動産会社
- 買主
の三者にとって都合がよいのです。
実際に、サラリーマンや公務員や他エリアに居住している人(通常では地銀や信金から融資を受けられない人)が、不動産会社の紹介で地元の地銀や信金から融資を受けられたというケースは多いです。
不動産会社が取引のある地銀や信金に紹介するので優遇された条件で不動産投資の融資が受けられるので個人にとってもメリットが大きいのです。
地銀や信金のプロパー融資では、案件にもよりますが、金利1%台で融資期間20~30年、物件と属性次第ではフルローンという好条件での融資も多く出ています。
このことからも、地縁や取引実績のない金融機関には、必ず取引をする不動産会社の紹介で行くべきだということが分かると思います。
金融機関によって融資姿勢や融資基準は様々なので、不動産会社の紹介を使いながら自分の属性や状況で融資が引ける金融機関を見つけるというのが、不動産投資における資金調達の有効な手法となります。
不動産投資における個人の金融機関との付き合い方
会社経営者が、個人で地銀や信金から初めて融資を受けようとするのであれば、まずは経営している会社で運転資金を借りることから関係を作るというのもひとつの方法です。
まだ物件が決まっていない段階であればなおさら有効だといえます。
物件が出たときにスムーズに融資を受けるための実績づくりができるからです。
金融機関にとってはお金を貸したという実績ときちんと返済を受けたという実績がとても重要だからです。
この実績を積み上げることでより大きな金額の融資を受けることが可能になってきます。
金融機関は実績のある相手により多くの金額を融資したいと思っているからです。
また、金融機関との付き合いの中で
- 投資信託や保険を購入
- 定期預金や定期積立金をする
というのも効果が高いです。
現在では金融機関でも融資をするだけではなく、様々な金融商品を販売していてそれらも支店や担当者の成績になります。
ただお金を貸してくれというだけではなく金融機関側からそのような依頼がある場合は、可能な範囲でお付き合いをするというのはビジネスとして大切なことになります。
そのようにお付き合いをしてくれる取引先に対しては融資も積極的に取り組もうとするものです。
おわりに
収益物件の運用による不動産投資においては、融資による資金調達が不可欠なので、いかに金融機関との関係を構築するかを考えていく必要があります。
そして、地縁のない地銀や信金への融資の申し込みは、地域で取引のある不動産会社の紹介を通じて打診することが最もよい選択だと考えられます。