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多くの諸費用が控除されている任意売却の配分案の事例

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多くの諸費用が控除されている任意売却の配分案の事例

実際の任意売却ではさまざまな費用がかかります。

それは時に多額にのぼることがあり、慎重な検討を必要とします。

ただし回収額に相応の経済的合理性が認められるならば話は別になってきます。

この記事では、多くの諸費用が控除されている任意売却の配分案の事例をご紹介します。

多くの諸費用が控除されている任意売却の配分案の事例

さまざまな諸費用が控除されている任意売却の配分案を見ていきます。

【物件】

地方都市郊外にある繊維工場で一部賃貸あり。
破産管財物件である。
工場であり、任意売却が6ヶ月近く停滞している。

【任意売却価格】 3億円

競売想定価格2億1000万円
早期処分見込不動産鑑定評価額2億2000万円

【諸費用明細】

  1. 建物取り壊し費用:1000万円
  2. 引越費用:50万円
  3. 測量費用:100万円
  4. 不動産仲介手数料:950万円
  5. 司法書士手数料[抹消費用]:10万円
  6. 不動産鑑定費用:20万円
  7. 契約書印紙代:8万円
  8. 破産財団組入金:900万円(3%)
  9. 残置物撤去費用:30万円
  10. 立ち退き費用:50万円(貸地解約料)
  11. 土壌汚染調査費用:400万円
  12. 保証金:100万円
  13. 固定資産税精算金:15万円
  14. 個人不動産譲渡税充当:500万円

費用合計:4133万円

【配分可能金額】2億5867万円

これだけ費用が控除されても、回収額に経済的合理性があれば任意売却を進めることができます。

本件任意売却に担保権者が応じた理由は下記の通りです。

  • 配分可能金額が早期処分見込みの不動産鑑定評価を上回っている。
  • 配分可能金額が競売想定価格を上回っている。
  • 破産管財人が裁判所の許可を取って行う取引である。
  • 任意売却を推進して6ヶ月が経過し、ようやく成約する見込みがある取引である。
  • 競売となれば時間と費用がかかり、本件回収額以上の落札は見込まれない。
  • 当地区の不動産市況は引き続き下落傾向にあり、広大地という物件特性を考えると早期売却をしたほうが得策といえる。
  • 買主にファイナンスをつけることによりビジネスチャンスが拡大する。
  • 本件処分により、破産債権の不足額が確定し、破産配当が受けられる。

まとめ

任意売却を進めるにあたって諸費用が多くかかってしまうケースも起こり得ます。

そのような場合でも客観的事実に基づいた経済的合理性があると担保権者が理解できれば任意売却を進めることができるという事例です。

特に不動産鑑定を使って、

  • 競売想定価格
  • 早期処分見込不動産鑑定評価額

を出しておくことで、多くの諸費用を控除した後でも競売を行うよりも配当が高いと担保権者が感じることができれば、抵当権の解除には応じてもらいやすくなり、任意売却がまとまる方向で話が進みやすくなります。

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