ローン

ローンは頭金を多く入れたり繰り上げ返済したほうがよいのか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
ローンは頭金を多く入れたり繰り上げ返済したほうがよいのか?

頭金を多く入れたり、繰り上げ返済をしたりして、残債をできるだけ早く返済した方がよいのでしょうか?

不動産投資においては、ローンの残債を減らすよりも、手元の資金の確保のほうが大切です。

自宅を購入する際に住宅ローンを使う場合、頭金を多く入れたり繰り上げ返済をしたりすることが、毎月の家計負担を減らすために有効だと言われています。

しかしこれは、アパートなどの収益物件に対する融資には必ずしも当てはまりません。

この記事では、ローンは頭金を多く入れたり繰り上げ返済したほうがよいのか?についてご紹介します。

繰り上げ返済のメリットが少ない理由

残債を減らした以上の運用ができればその方が得

住宅ローンでなぜ多くの人が頭金を入れたり、繰り上げ返済をしたりしたがるのかというと、毎月の給料から住宅ローンの返済にあてる金額を減らしたいという理由からです。

例えば、住宅ローンで3000万円の借入があり、元利均等で金利1.5%、融資期間が30年だとすると、毎月の返済金額は10万3536円になります。

これに対して、頭金を500万円入れて融資による借入金を2500万円にすると、毎月の返済額は8万6280円になります。

頭金を500万円入れたり、繰り上げ返済をしたりすると、頭金ゼロのときと比べて毎月1万7256円の負担減になるので、その分だけ生活が楽になるということです。

しかしこの場合は、住宅を購入する際に頭金として500万円を貯金から使っています。

毎月のお金の流出だけを見ると減っていますが、実際は500万円に対して毎年1.5%の金利分しか得をしていないことになります。

同じ500万円を年1.5%以上の利回りで不動産を含む金融商品を買って運用することができるのであれば、頭金を入れて月々の住宅ローンの支払額を少なくすることは合理的ではありません。

住宅ローンの例を挙げましたが、収益物件への融資については考えるべきポイントがまた異なります。

 

不動産投資でのローンの考え方のポイント

不動産投資では、家賃収入に対する返済の比率は50%を切る水準が安全だと言われています。

頭金を多く入れたり、途中で繰り上げ返済をしたりして返済金額はできるだけ少なくしたほうが、安定的に不動産投資を行うことができます。

しかし、収益物件を所有していると、突発的な出費に見舞われることがよくあります。

  • 給排水設備の故障
  • 雨漏り
  • 退去によるリフォーム
  • エアコンの故障

など、いろいろな臨時出費が重なることも少なくありません。

そのような時に、住宅ローンの例のように500万円の自己資金を頭金で入れてしまって貯金額がなくなっていると、これらの臨時出費に対応できなくなる恐れがあります。

毎月の返済を少なくして返済比率を下げることは重要ですが、不動産投資においては臨時の出費に耐えられるだけの自己資金を手元に用意しておくことがリスクヘッジのためには絶対に必要なのです。

 

投資規模の拡大にも手元資金が必要

自己資金を頭金や繰り上げ返済に利用すべきではない理由は、突発的な出費に対するリスクヘッジ以外にもあります。

不動産投資においては頭金は次の収益物件の購入資金として活用できる可能性があります。

住宅ローンの場合とは違い、次の収益物件という運用先があるということです。

500万円を繰り上げ返済せずに、次の物件を買うための手付金や頭金にすることができれば、よりキャッシュフローを得られる機会が増えることになります。

不動産投資の規模を拡大したいのであれば、自己資金はできるだけ温存しておいたほうが得策です。

 

手元に自己資金を残す際の注意点

融資を受ける際には、できるだけ頭金を入れずに繰り上げ返済もしないほうが良いといえますが、注意するべきことが1点あります。

自己資金の温存は、現在のように低金利で資金調達ができる場合に限るという点です。

金利が上昇する局面においては、繰り上げ返済をして借入金を減らすことが有効な場合もあります。

また、数億円など投資額が一定規模以上に達している場合は、資金の一部を繰り上げ返済に回して自己資本比率を高めることが、リスクヘッジや追加融資を受ける際に有効に働く場合もあります。

まとめ

借入金を増やして攻めるのか、借入金を減らしてリスクヘッジするのかのバランスは、市中金利が高いのか低いのかによっても変える必要があります。

外部環境によって取るべき行動は変わってくるということです。

しかし。現在のような低金利の状況下では、自己資金をむやみに借入金の返済にまわすよりも、次の投資の頭金にしたり、突発的な出費に対する備えとしてリスクヘッジしておくほうが有効だといえます。

あなたにおすすめの記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

無料相談:不動産投資のセカンドオピニオンサービス

不動産投資に関して聞きたいことがあるときにいったい誰に相談すればよいのでしょうか?


◎物件購入を検討しているが本当にこの物件でよいのか?

◎不動産会社に勧められている物件は本当に買いなのか?

◎不動産会社の担当者に言われたことの信ぴょう性は?

◎査定してもらった売却価格は妥当なのか?

◎節税対策や相続税対策をどのように進めるべきか?

◎今後の展開や投資戦略はどうしていけばよいのか?


など、様々な不動産投資に関する疑問に対して、プロの目線で第三者のアドバイスを無料で受けることができます。


是非、不動産投資のセカンドオピニオンサービスをあなたの不動産投資にお役立てください。


不動産投資のセカンドオピニオンサービス

【免責事項】

当サイトのすべてのコンテンツ・情報につきましては、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性等を保証するものではありません。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。 本免責事項、および、当サイトに掲載しているコンテンツ・情報は、予告なしに変更・削除されることがあります。

コメントを残す

*