相続

プラスとマイナスの相続財産を把握しておくことの重要性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
プラスとマイナスの相続財産を把握しておくことの重要性

相続が発生した場合、相続人で遺産を分けるためには何が大切でしょうか?

まず何よりも、故人の財産がどこにどれだけあるのかを把握することが大切です。

プラスとマイナスの相続財産を把握しておくことは、遺産分割だけでなく、相続税の支払いのためにも、できるだけ早い段階で出揃っておく必要があります。

この記事では、プラスとマイナスの相続財産を把握しておく重要性をご紹介します。

プラスとマイナスの相続財産を把握しておくことの重要性

相続が発生すると、

  • 預金としてどこの銀行にどれだけあるのか
  • その他の金融資産はどれだけあるのか
  • 不動産資産としてどこにどんな物件があるのか

などの財産調査を行う必要が出てきます。

負の資産としての『借金』も負の相続財産として把握する必要があります。

相続財産には、

  • 現預金や不動産などの価値のあるプラスの財産
  • 借金や債務などのマイナスの財産

の両方が入ります。

マイナスの財産分をプラスの財産から差し引いて計算する必要があるということになります。

そうしないと、プラスの財産だけが大きくなり、その分相続税の負担が大きくなってしまいますから、マイナスの財産もしっかり把握する必要があります。

もし、マイナスの財産がプラスの財産を上回っている場合には、『相続放棄』という手続きを取らないと、相続人は借金返済に追われることになります。

不動産投資では借入をしていることが多いので、事前に借入額を明確にしておかないと、相続人は慌ててしまうことになります。

相続人となる配偶者や子供が、相続財産を正確に把握しているというケースはあまりありません。

そのため、本人が亡くなると、正確に相続財産を把握するのが困難になることが多々あり、これがとても大変な作業となります。

相続財産の把握を予めしておき、相続人にもわかる形で残しておくことが必要になります。

 

プラスの財産とマイナスの財産

プラスの財産

プラスの財産になるのは、

  • 現預金
  • 株式、国際、証券などの有価証券
  • 土地、建物などの不動産
  • 車、宝石などの動産
  • 著作権などの権利関係

などがプラスの財産として扱われます。

 

マイナスの財産

マイナスの財産になるのは、

  • 借入金などの借金
  • 未払いの税金、未払いの家賃や医療費など
  • 保証債務

保証債務について注意しなければならないのは、相続税の計算上で遺産総額から引くことができる債務控除には原則としてあたらないということです。

保証債務については、主たる債務者が弁済不能の状態にあって、保証人がその債務を履行しなければならない場合で、かつ、主たる債務者に求償権を行使しても弁済を受ける見込みのない場合には、その弁済不能部分の金額についてのみ債務控除の対象となります。

要するに、債務保証をしていた債務者が払えない債務を肩代わりして、債務者からも返してもらう見込みがないという場合です。

 

不動産の評価が重要になる

不動産(土地、建物)も誰かに貸している場合は、自分で100%利用できない不動産とみなして、相続税の算定の際は、その『自由にならない度合』分を差し引く必要があります。

また、借地人にとっても同じで、借地権という権利はそれ自体他人に譲渡できる財産権ですので評価しなければいけませんが、価値としてはそう高くないので、その分を差し引く必要があります。

地主側から見た貸宅地の評価としては、

『自用地評価額×(1-借地権割合)』

として計算します。

借地人側から見た借地権評価額としては、

『自用地評価額×借地権割合』

となります。

借地権割合は路線価に記載されていて、場所によって異なります。

相続財産の評価が下げられることは知っていても、いざ自分の保有物件がどこまで下がるのかを正確に把握することは、相続対策のシミュレーションをするまでは全く把握していないという人がほとんどです。

なので、不動産投資に使われている収益不動産を正確に評価することが、相続財産評価にとってとても大切になります。

まとめ

  • 相続財産の把握はプラスの財産とマイナスの財産全てにおいて、事前に把握しておくことが重要になる。あとから相続人で調べるとなると、かなり大変な作業となる。
  • 相続財産を把握して作成した目録を、相続人がわかるようにしておくことが、相続対策のスタートとなる。
  • 不動産投資に使っていた不動産の評価は、貸家建付地として、特に土地の評価を大幅に下げられるので、これも事前にどのくらい評価を下げられるのかシミュレーションしておく。

あなたにおすすめの記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【免責事項】

当サイトのすべてのコンテンツ・情報につきましては、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性等を保証するものではありません。 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。 本免責事項、および、当サイトに掲載しているコンテンツ・情報は、予告なしに変更・削除されることがあります。

コメントを残す

*